”環境を健全で恵み豊かなものとして維持することは人間の健康で文化的な生活に欠くことができないものです。一方で、環境は限りあるもので、今や、人間の活動による環境への負荷によって損なわれるおそれが生じてきています。このため、現在及び将来の世代の人間が健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受するとともに、人類の存続の基盤である環境が将来にわたり維持されるようにするためには、環境の保全が適切に行われなければなりません。
一般社団法人 日本環境測定分析協会(JEMCA)が担っている大気汚染物質、水質汚濁物質や騒音等の環境への負荷に係る測定分析の業務は、環境への負荷の大きさを把握し、環境への負荷を軽減するための環境の保全の効果を評価するために必要不可欠なものであり、何よりも的確なものでなくてはなりません。
このため、一般社団法人 日本環境測定分析協会(JEMCA)は、環境測定分析に関する知識及び技術を普及し、環境計量士をはじめとする環境測定分析に携わる者の資質を高めるとともに、環境測定分析事業の適正な管理の推進を図ることにより、環境測定分析に対する社会的な信頼性を高め、もって、環境の保全に寄与し、国民経済の健全な発展と公共の福祉の増進に貢献しています。”
”当協議会は、会員の皆様に対して、①関係省庁に関する「法改正等の動き」をいち早く提供する活動、②日環協や首都圏環協連と連携し、自治体に対して「最低制限価格の設定」に関する要望活動、③計量検定所が行う「各事業者への立入検査」に関する実態把握と見える化を推進する活動、④教育・研修活動、これらの活動を通じて、会員の皆様すべてが優良事業所となるためのお手伝いをして参ります。
さらに、当協議会は環境計量証明事業者による団体に留まることなく、機器メーカー・試薬メーカーやこれらのディーラー、環境計量に関連する企業・団体といった皆様にも賛助会員として参画して頂き、さまざまな技術情報の交換が可能な場を提供して参ります。その対価として、会員の皆様が、より付加価値の高い検査・分析サービス業へとステップアップすることを願っております。
環境計量業界に「豊かな暮らしを夢見て」入社した若者らが、健全に成長し、やがて「検査・分析業界は優秀な人材集団」として社会的に認知されるような土壌=基盤造りを皆様と共に整備できればと思っております。何卒、よろしくお願い申し上げます。”